私たち日本人は、春・夏・秋・冬季節の変わる中、四季の移ろいを「暮らし」の中に取り入れ、自然と共に暮らしてきました。季節の変化は生活にも「住まい」にも季節毎の創意工夫を生じさせ、日本の伝統文化として長く培われてきました。

 近来「住まい」も近代化の中で変貌を遂げ、工業化住宅はもとより工法的にも軸組工法、2×4、金物工法等、多様になりつつあります。素材の工業化、輸入木材の伸長、空調機器に頼った快適生活等、「住まい」の形式もすっかり変わりつつあります。そんな時代の流れを感じつつも長く培われた「日本の伝統文化」をもう一度再認識しながら現時代の生活感を取り入れた暮らし易い「日本の住まい」を提案しています。

 信州に今も生き続ける骨太の「民家」に学び、現代技法を組み入れながら、3世代・100年生きつづける「自然の中の住まい」を信州の風土の中で、創造していきたいと思っています。


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  ◇拡大図(PDF)  1F平面図   2F平面図

内と外が一体化の住まい・・・時として閉鎖も出来る。
                  風の流れ、熱の通り道を考慮した開放的な平面計画                                    

・寝室以外の各部屋は季節・機能により多様に変化が可能
               ・・・家族と共に成長、三世代語り継ぐ住まい

・建具の開閉等により空間のボリュームをコントロール出来る

   拡大図(PDF)  断面パース

家族のふれあい、ぬくもりを感じる断面計画

・屋根勾配なりの吹抜天井を介し、光・熱・風のコントロールができる

・2階個室前の3尺スリット吹抜け空間により、1階からの熱の摂取・2階外気の直接導入
                                    外部への視界が全て可能

・総2階又は単調な勾配天井ではない適度なボリューム感の外気を感じる吹抜空間
                                  → 光と風の中で暮らす

・ハイサイドライトから差し込む光の中を日々上下する階段室

・天井懐のない断面計画、木組をそのままアラワシした内部空間
                                  → 信州の木に包まれた「癒しの空間」

・外部の熱エネルギーを素直に受け入れる
                       ⇒ 南面の熱を昼間はサンルームとして利用
                      ⇒ 夜間はダイレクトゲインとして熱を室内に放出

・炭ストーブによる吹抜を介しての2階までの一室化暖房

・温水源は薪ボイラーによるバイオエネルギーを使用
                      → 次世代エネルギーの住まい

・機械的な装置に頼らず、建築的な工夫により快適な「住まい」を創造する

・ァ)40イーストボード使用によるあたたかな外断熱の住まい

・信州産の桧・杉・赤松材に包まれた「やすらぎの木質空間」

             木材の特性を熟知した適材の使い分け
               ・ …… 土台、柱、床材
               ・ …… 腰部板材
               ・赤松 … 梁、床材

・左官壁、石材、自然素材へのこだわり → 土に還る素材感

・地域素材を地域の職方の伝統工法により組み上げる
                         → 地域の循環型経済の確立
                            伝統工法、文化の次世代への伝承

・地域文化を引き継ぎながら、現代工法、ライフスタイルを取り入れた3世代・100年先迄
                                        成長つづけるデザイン 

 
瓦と金属葺が融合した切妻形態であり正面葺きおろしの切妻面は信州の「本棟造」 
                                       イメージ形態としている。
 

・格式、形式にこだわった書院造りより、自由奔放・自然主義的で素朴な信州の数奇屋建築
                                              
を創出している

 
障子や格子の組子、端部の処理等、細かな部分の納まりを大切にしている。
 

                           

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